場所は、エディンバラの観光の中心ロイヤル・マイルにあり、観光客で賑わっているパプです。立地が良い場所にありますので、観光客の方は必ず目にするパブになるかと思われます。Deacon Brodies Tavernは、イギリス中で展開されているニコルソンズ(Nicholson's)系列のパブです。これまでご紹介したパブの中では、The Last Drop、Greyfriars Bobby's Bar、The Conan Doyle、The Kenilworthがニコルソン。安定のニコルソンなのでパブフードには間違いありませんが、系列が一緒だとメニューが同じなので、観光客の方はリサーチされて行かれることをお勧めします。
パプの名前であるDeacon Brodies Tavernの由来は、エディンバラ出身の小説家、ロバート・ルイス・スティーブンソン氏の作品、"ジキル氏とハイド氏"のモデルになった執事(Deacon)のBrodieさんからきています。彼は昼と夜で全く違う顔を持っていたということから、小説のモデルになったそうです。ちなみにTavernはバーや居酒屋の意味だそう。以前ご紹介した、このパブの近くにあるDeacons House cafeも、その縁のカフェです。
パブの中に入ってみると、とても典型的なパブ。エディンバラ城など観光スポットに近いためか、夕方から賑わっています。このパブは、1階がドリンクのみ、2階が食事を楽しむ席と別れています。食事をされる方は、奥の階段から2階に行き、入り口で席に案内されるのを待って下さい。
2階は食事がメインの席なので、1階の喧騒とは打って変わって落ち着いた雰囲気。ゆっくりできそうです。
さて、さっそくドリンクをオーダー。配偶者がバーカウンターでお酒を頼もうとしたら、席で頼んで!と言われてしまいました。お会計が最後にまとめて1回で済むので楽ですが、バーカウンターでお酒を頼んで、タップからビールがグラスになみなみと注がれるシーンが見られないという点では、つまらないかもしれません。気をとり直して、ぽろちはKopparbergのMixed Fruit。配偶者はエールを注文。乾杯!来週からまた頑張りましょう!
食べたいパブフードが色々あったのですが、ぽろちと配偶者が頼もうとしていたそれは本日は売り切れ。迷った末、まずはシェアリング・プレートを注文。
クリスピーチキンが、ジューシーで思いの外美味しかったです。オニオンリング、マカロニチーズ、ソーセージ、ガーリックブレッドは、安定の味です。パブフードを食べ慣れている人には、少々個性に欠けてつまらないかもしれません。このシェアリング・プレートは油物がパーティーしているので、胃にぐっときます。2人で十分の量。
続いて、クラシック・チーズバーガー。
…チーズバーガー?…これのどこがチーズバーガー??ただのバーガーじゃね?チーズほとんど入ってないく、これだけチーズを探したチーズバーガーは初めてです。もう、ただのバーガー。ただのバーガーを頼んだと思えば、ジューシーな間違いないバーガーですが、ぽろちと配偶者が頼んだのはバーガーではなくチーズバーガー。手を抜かず気を引き締めてバーガー作って欲しいですね。
ポテトは、残念ながらご臨終。コメントの仕様がありません、もそもそで萎えぽよピーナッツです。
良くも悪くも安定のニコルソン系列パブ。典型的なパブの雰囲気を味わう事ができますが、この系列をめぐるとマンネリを感じてしまいます。ハズレはないので、気を許して飲みたい時はニコルソン系列をお勧めします。